GNU GRUB(Grand Unified Bootloader)— Linux ディストリビューションで標準的に使われるマルチブート対応のブートローダー。電源 ON 後、UEFI / BIOS の次に動き、OS 選択メニューを表示してカーネルをロードする役割を担う。
概要
GRUB の主な仕事は 3 つ。
- ブートメニューの表示(複数 OS を選べる)
- カーネルのロード(Linux 本体・initrd・カーネルパラメータ)
- デュアルブート連携(Windows Boot Manager 等の他 OS チェーンロード)
主要ファイル・コマンド
| パス / コマンド | 役割 |
|---|---|
/etc/default/grub | GRUB 設定ファイル(編集対象) |
/boot/grub/grub.cfg | 自動生成されるブート設定(直接編集禁止) |
sudo update-grub | 設定再生成(grub.cfg を作る) |
sudo grub-reboot N | 次回 1 回だけ N 番目のエントリで起動 |
sudo grub-install | EFI パーティションへの再インストール |
デュアルブートでハマるポイント
os-prober のデフォルト無効化
Ubuntu 22.04 以降、os-prober(他 OS 自動検出)がデフォルト無効。デュアルブート構成では /etc/default/grub に以下を追加する必要がある:
GRUB_DISABLE_OS_PROBER=false
その後 sudo update-grub で Found Windows Boot Manager のメッセージが出れば成功。
デフォルト OS の切替
# 一時的に Windows へ(次回 1 回のみ)
sudo grub-reboot 2 && sudo reboot
# 恒久的に切替: /etc/default/grub の GRUB_DEFAULT を変更 → update-grub
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関連用語
- UEFI — GRUB が動く前のファームウェア層
- Secure Boot — Shim 経由で GRUB を署名検証
- Linux / Ubuntu — GRUB が起動する OS